ミミア姫 3 田中ユタカ

ミミア姫 3巻  田中ユタカ

あ、ミミア姫の三巻がでてるー♪と平積みの本を手に取ったら
「なんじゃこりゃ?」と驚いてしまいました(^_^)
その分厚さに、田中ユタカさんの本気を見ました(^_^;

生命にたいして真摯にみつめて物語を紡いでいく作家さんの中でも
この方には本当に頭が下がります。
こういう物語を紡ぎ、こういう形で出版されるということは
ものすごいリスクを伴った決断だったはずです。

気の狂うような領域まで踏み込んでネームを起こし検討され
出版する側も、商業として成り立つギリギリ、または足が出そうな状況まで
追い込まれたのではないかと愚考いたします。

日本を中心に豊かな土壌を形成する漫画の森でこそ生まれた作品
生きてる内に巡り会える物語の中で、最良のものの一つになりました。
この作品が存在する事に、そしてそれを支えた方々に、ただただ感謝です。